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飼い主に捨てられたミミズが,暗殺された鳥居みゆきの死骸に乗り移って
飼い主を探す旅に出るというお話。
お馴染みのまさこの挙動不審演技が堪能できる一方、ブレイク前の
作り込んだ偏執的・演劇的芸風が切り捨てられている恨みもある。
その意味で,彼女が時折もらすテレビへの不満が作中でも語られている事は興味深い。
テレビに出たくないとゴネる彼女が用済みとして殺された挙げ句
「人間の姿をしたミミズ」として復活しお馴染みの不条理をやるという。
mimi1.jpg
「中世のヨーロッパやったら魔女狩りに遭って火あぶりにされるような人間やぞ。」

バカなのはミミズで鳥居じゃないというこの設定,
まさこと同一視される鳥居みゆきのフラストレーション,
まさこ演技で映画を一本作る際の条件としての
鳥居と制作者の間でのギリギリの妥協点・・・のような推測は邪推にも程があるかな。
とは言え「素の鳥居みゆき本人」が,まさこモードなのはどうなのか。
芸人なのに河原で野鳥を捕獲している変人だが,野生の利発さのようなものがあり
ボケ一辺倒なミミズみゆきとは別人格であるとは言える・・・が
所詮どっちもまさこ。どこまで行っても彼女はまさこでしか認知されないのか。
妄想葬儀などを見れば明らかだけど,この人にはもともと
お笑いというよりアングラ劇的な指向性がある。
などとつらつら思いつつ見ていると聞こえて来る
「私はミミズじゃない!」という絶叫がなんだか意味深に思えてくる。
mimi2.jpg
「人間だアーーーっ!!!」

別にまさこは嫌いではない。おフザケの中に毒を混ぜたメンヘル女という演技は
かなりツボではある。にもかかわらず,あの痙攣的アクションに一杯一杯な空気を感じて
いたたまれなくなる時がある。
売れちゃった人の葛藤・・・マリリン・モンロー的なもの・・・を
どうしても思わずにいられない。
彼女が時折見せるチャーミングな仕草にやられたファンは多いと思うが,
空缶の場合は人相風体が他人と思えないというシンパシーを感じている。
いや白いパジャマは着ていないけど。
「俺だ!」「私だ!」と彼女に自分を見いだすファンもまた多いと聞く。
空缶もたぶんその一人なんだろう。
滑らかな鏡としての存在、その鏡面の裏側の素顔。
でも芸人は素顔で勝負するものじゃないし余計なお世話ではあろう。
希代の女芸人はどこに行こうとしているのか・・・。

post.jpg
DVD購入の際に,中身確認をした店員の女の子が
オマケのこのカードを見て「ひぃっ」と小さな悲鳴をあげていた。
宛先が鳥居みゆきになっているポストカードだけど,とっときたいしどうしようかと。


みみずひめ [DVD]みみずひめ [DVD]
(2009/01/21)
鳥居みゆき

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追記;
鳥居みゆきが殺されたのは,娘への悪影響を恐れた山田ルイ53世の差し金の仕業でした。
テレビ出演を拒否したから殺された訳ではないという。
でもまぁ敢えてそのままにしときます。
いらない子として処分されてしまう大筋として間違ってないと思うし。


追・追記:
山田ルイ53世が鳥居みゆきを殺害した訳は「娘が真似して困るから」だが,
その娘が見ていたのが「ハッピーマンデー」に収録されたまさこ。
鳥居みゆきのこれまでの多彩な芸を収めたソフトの最後に,
ほんの付け足しのように収録されたまさこの芸を。

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