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手元にソフトがないので,記憶だけで感想を書いてみる。
goo映画作品情報 
「幻想物語」と紹介されているが,戦下でのジプシー一団の生き様を描いた映画で
特にファンタジーではない。なんでやねん。
あのジョージ・ハリスンが噛んでいたのは今知って驚いた。
バンデットQの羽目を外したドタバタっぷりは微塵もないけど,
気のいい異邦人たちの元気さが,どこか悲しくて愛おしいのはやっぱ同じ味かな。
ドイツ軍の脱走兵を,そうとは知らず匿ってしまったジプシー達のお話。
その上脱走兵はいとも簡単にジプシーの頭の娘とデキてしまう。
言うまでもなくジプシーにとってドイツ軍は忌まわしい天敵であり,
災厄の予感を孕みながら話は展開していく。
Raggedy Rawney
脱走兵のお兄ちゃん
色々あってトチ狂った女装をしている


かと言ってジプシー達も負けてはいない。
口八丁手八丁でドイツ人のやっている農家に取り入って,労役と引き換えに
農場をアジトにしてしまう。立場は弱いが底辺ならではのこの図太さ。
このへんの,バイタリティのただ事じゃなさは見ていてかなり面白い。
生きる為には敵でも友にしてしまう。ジプシーならではの・・・・。
と,ここが唯一気になった点。「ジプシーならでは」の描写。
彼らに伝わるエキゾチックな祭りや、独特の葬儀の模様などね。
やたらおおらかであるとか。
ジプシーのジプシーらしさを伝える、いかにもな描写は展開上必要だけど,
「男達は??する」のアフリカ風土記的な描写になっている気がする。
自治会の集まりでリサイクル活動する主婦達を
「女達は紙パックをたたむ・・・それが地球の為になると信じているのだから」
と高みから紹介することを考えれば,その嫌ったらしさは分かるでしょ。
放浪のマイノリティーのリアル・・・誰にも分からん/料理しずらい主題ゆえに
「文明側」からの覗き見視線も止むなしだとは分かるんだが。
むしろ,それらしく描き切った事を評価すべきなのかな。

そんな事より何より書きたいのはラストの悲惨さ、それでいて胸が熱い終わり方。
ドイツ軍に包囲された一団は,若者だけを脱出させて
老人たちは武器を手に残り、逃走の時間稼ぎの捨て駒となる。

静かに流れてくるトランペットのマーチが憎すぎる。
なんか変な汁でモニタが霞んでよく見えなかった。あんたら,最高だよ・・・。
この見終わった後の熱い悲しさは「コルチャック先生」級だぞ・・・。
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