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例えば「ニューロマンサー」を読んだ時に空缶の頭に浮かぶのは
トロン」や「マックス・ヘッドルーム」の頃のギミック感あふれるCG画像だ。
コンピュータが驚異の産物だった時代の華やかな遺産。
・・・と,記念碑的名作を前フリに使いつつ言いたいのは
「ブラッド・ミュージック」から想起される光景が,
どこまでが実写でどこからがCGか判断しがたい,驚異的であるが故に
とても自然に見える最近のCG映像のように思えた事だ。
「ごく今風なSF風景」という事である。
高解像度でエッジの鮮やかなバイオ風景が空気に霞む様が目に浮かぶようだ。
幾何学的で珍奇、カラフルな構造物はイタリアのポストモダン家具のようでもあり
これはさすがに時代かなとも思うが。
あとソビエトや世界貿易ビルが出てくるがこればかりは・・・語るまい。
シズル感をうまく押さえたが故の勝利。
実際にバイオハザードが起きる日まで,このリアリティは色あせる事はないだろう。
映像的といえば,バーナードが自家用ジェットを爆破するくだりは
もう映画の定番カットそのままである。
爆発炎上する機体を背に決然と歩いてくる様は,決意の程を表すのにもってこいのカットだ。
「機体を背に」とは書いていないが,セオリー的にそうでなきゃいけないと思うッス先輩。
勝手に名シーンだと思う。
そして何より心に残るのはスージー・・・。



スージー関係でこれが脳内再生されてた

マライア・キャリーに憧れたりiPhoneを持っていそうな(書かれた時はipodもなかったけど),
すんなり理解できる普通の女の子。
ベアには「姉妹たち」という甘酸っぱくも切ない短編があるが,
あの話のヒロインと同じ、頑なで純粋な姿勢が共感を呼ぶ。
彼女の為に食料を残して去っていったバイオマス、ほんとに彼女が好きだったんだと思う。
イイ話や・・・。

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