上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
世界中の人間が,パッと消滅したらどうなるか?
誰でも一度は考え・・・るでしょ?
空缶はよく考えた。「28日後」や「世界最後の男」で再三、
オメガマン暮らしはしんどいぞ,と説明されようともだ。
そういう黒歴史小僧すらいない,完全無人の世界を考察したのが本作。
あくまで「科学映画」であって地味な作り。
NHKスペシャルのような正攻法の面白さを目指している。

「理由は何でもいい,とにかく一瞬で全人類が消えたら」

・・・が,奇異というか疑問に思えたのが,人類消滅直後の変化の考証のされ方。
まず走行中の車やバスが暴走して衝突事故を起こすのだ。
そして無人の航空機が墜落して爆発炎上する。
間違っちゃいない。実際そうなるんだろう。
でも,
「人間は発熱体なので都市部の気温が下がります」
とまで言われると,バイオマス大量消滅の謎を「それはそれ」と
放置しておくのがどうも片手落ちに思えてくる。
本作にはこの後当然、100年後、1000年後、といった
より壮大でグローバルな展開も控えている。
それだけの未来的視野から見れば、人類がどう消えたのかという理由は
確かに、問題ではないだろう。
トリッキーな瞬間消滅でも,訳あっての数十年に及ぶゆるやかな滅亡でも同じ事だ。
むしろその先の遠大な「もうひとつの未来のビジョン」こそが映画の本筋であり
その為に「とにかく人類には消えてもらう」必要があったまでの事で,
制作者の神権限でテキトーにパッと消えてもらった顛末を
ああいう風に細かく考証するのは明らかに齟齬ではないか。
原発の恐怖を知らしめるのはいいとして,
「無人の飛行機は墜落します」って何のこっちゃと。
ありていに言えば,人類消滅という由々しいイベントが
「世界からナイキが消えたらどうなるよ?」というような命題を
にこりともせずに論じ合うおかしさに堕している。
その違和感が,遠未来風景にグラデーションで繋がっていくのが
どうにも奇妙でもどかしい。
アリでしょ,というのならむしろ割り切って,人類消滅から都市崩壊あたりまでの
文明消滅の過程で映画を一本作ってほしいとも思う。
あるいはそのへんはバッサリ切って200年後あたりから始めるか。
個人的にはビル崩壊のあたりから楽しめた映画だった。

アフター・デイズ [DVD]アフター・デイズ [DVD]
(2009/01/09)
クリストファー・デドリック

商品詳細を見る


スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

トラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。