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ゾンビことDawn of the Deadはどこか優雅で上品ですらあった。皮肉な文明批評っていう高みからの視点のせいでもあろうし、何より清潔なショッピングモールそのものの秩序感。モール閉店後の真夜中に撮影されたというし、どこかに深夜の神聖な気配が紛れ込んでいるのかも知れない。
それだけに死霊のえじき-Day of the Dead-のむき出しの怨念、情念にはド胆を抜かれたものだった。薄暗い地下での鬱々としたサバイバル暮らし、イジメと偏見、出口の見えない日々・・・。ミゲルの命がけの「解き放ち」の何と禍々しく痛快な事。エレベーターシャフトが降りてくる場所でガッツポーズを取ったのは空缶だけじゃない筈だ・・・と思うがどうでしょうか。
そんな思い入れのある死霊のえじき。数あるゾンビ映画の最高峰だと思っている。
それがリメイクされているというので早速レンタルしてみた。
・・・えーと。
何となく見てみよっかな、という映画ならいい線いってるだろう。「商売になるんかいコレ!」とこっちが心配になるようなB級の最底辺よりは絶対マシだ。
でもね・・・何でこれが死霊のえじきのリメイクを名乗るかと。
死霊のえじきは当初、もっと派手なアクション巨編として構想されていたという。それが予算の都合で駄目になったそうだ。だから「デイ・オブ・ザ・デッド」のスピーディさと派手なアクションも、あるいは正しいのかも知れない。
しかし正直、もうちょい、もう10パーセントくらい重く出来なかったか。
「人類・・・終わるのか?」みたいな、背筋にゾクっとくるようなロメロ感がなさすぎ。ギャング出身の黒人兵とか姉と弟の凸凹コンビとかが軽快過ぎるんだ。ついでに言えば、「ドーン・オブ・ザ・デッド」のあの何だっけ、自己中なヨットの持ち主。あれそっくりな悪役とかちょっとお手軽すぎないかな。何にしろ、この映画をあの名作のリメイクと見なすには、バイオハザードシリーズをゾンビ物と見なさねばならない時に必要な努力が要求される。しんどいんだ。ミラちゃん万歳。
敢えて新味といえば、生前の状態がゾンビにある程度影響するという描写。
天才は人間並に狡猾なゾンビになるし、ベジタリアンは攻撃性が低い。このへんのお馬鹿な考察は興味尽きないのでもう何匹か、ユニークなゾンビを出してもらいたかったなぁ。ママゾンビは切なかったね。
繰り返すが決して悪い映画じゃない。娯楽作としてそれなりに楽しめた。

だが敢えて言おう。

bub.jpg

「デイ・オブ・ザ・デッド」・・・

テメェはバブをディスった!!




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