上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
複雑な思いになる映画。
冒頭の塹壕戦といい、市民が逃げ惑う市街地の様子といい、雰囲気は第一次大戦の戦記物そのままだ。そこに架空メカや怪物がちりばめられて豊かさを増している。
Mutant Chronicles2

西暦2700年という遠未来を、ワンダーの為ではなく何でもアリの言い訳として使っている気配が不誠実だと思う一方、実際、その何でもアリっぷりが結構充実しているのが困ってしまう。重厚な画面そのものは素晴らしいの一言だ。
でも、あそこまでやるならいっそ時代考証をしっかり詰めて、20世紀初頭のドラマにした方がよかったんじゃ?
設定の曖昧さ、教団のステロタイプぶり、まるで活きてないキャラの面々、自己犠牲精神の安直な称揚(オレに構うな先に行けー!)、など、目に余るチャチさが横溢する一方で、第一次大戦風味的な雰囲気を醸そうとするマニアックさ(バウハウスという企業名とかね)や、スチームで味のあるメカ群などを思うと、シナリオの段階ではオタ的に凝りまくった意欲作だったのじゃないかと伺わせる部分もある。
Mutant Chronicles3
なんにせい、怪優ロン・パールマンが普通に演技しているのを見ると、お仕事ご苦労様という気分になるし親しみも湧こうというものだ。いや、それを言うならジョン・マルコヴィッチだって同様。マーロン・ブランドが晩年D.N.A等でセルフパロ的に普通の演技をしていたのをなんとなく思い出す。
Mutant Chronicles1
でもこの映画で一番衝撃だったのはラストだ。
普通なら、あそこでしみじみ星を眺めるとか、苦笑いにふけるとかがセオリーなのにそこまでハードにしてどうすんだよ! 油断もスキもありゃしねぇ。
なんか、色んな意味でほろ苦い話だった。
ふと思ったのはこういう映画の裏話をまとめると「ギャラクシー・クエスト」になるんだろうな、というね。

ミュータント・クロニクルズ [DVD]ミュータント・クロニクルズ [DVD]
(2010/03/19)
トーマス・ジェーンロン・パールマン

商品詳細を見る


ギャラクシー★クエスト [DVD]ギャラクシー★クエスト [DVD]
(2009/04/10)
トニー・シャルーブシガニー・ウィーバー

商品詳細を見る
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

トラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。