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ブレードランナー・ファイナルカットと
おまけのデンジャラス・デイズ/メイキング・オブ・ブレードランナーの感想
・・・というか雑感。
語りたい事の多い映画であれも、これも、なので
おりを見てボチボチ書いてこうっと。

まず本編のファイナルカットだけど、細かい点を除くと
ディレクターカットとあまり差違を感じなかった事。
細かい手直しには気付いたけど目立つものではない。
一番目を引いたのがホッケーマスクダンサーの追加カットというね。
奇抜で面白いのでここだけmp4ファイルにしてたまに見てる。

BladeRunner1.jpg


何で「デンジャラス・デイズ」か

映画の内容にふさわしいスタイリッシュで胸躍る裏話を期待するけど
リドリー・スコットの完璧主義のせいで必要経費がかさみ、
それでいながらリテイクまたリテイクで撮影が遅れ
スポンサーが怒り出したり、スタッフが反旗をひるがえしたりという
恐怖の連続の事をさしているらしい。
毎日「辞めていったスタッフ一覧表」が必要だったという。
「ドラゴン危機一髪」が正しくは「ドラゴン社会的に危機一髪」なのと
同じようなもんか。
緊迫感漂う中、常に演出の為のスモークが立ちこめて
いろんな意味で空気の悪い撮影現場だったようだ。
結果、映画史に残る傑作が出来たのだからOKなのかもしれないが
それらしく見せる詐術の見せ所でもある映画で
「この場にふさわしいカップが欲しい。とりあえず色々100コ買ってこい!」
みたいな完璧主義は正直どうなんだろうと思う。
・・・いや、見てるだけの空缶としては、
コッポラの奥さんが書いた「ノーツ」の次くらいに
面白い裏話ではあるんだけど。

デッカードのレプリカント問題

監督や出演者、それぞれの意図がどうあれ
フィルムの中でデッカードの目は妖しく光ってしまった。
森林ドライブエンドがカットされた時から
折り紙のユニコーンに不穏なニュアンスが加味された。
その上に
「デッカードも逃亡レプリを幇助した反逆レプリ? 処理されちゃう?」
という不安も加わってデッドエンド感増幅である。
果たしてガフはデッカードとレイチェルを見逃してくれたのか、
二人が寿命を迎え消えていくのをどこかで監視しているのか、
これからおもむろに狩りに来るのか・・・。
過去もなく、未来もなさそうな二人の虚しい逃避行。
こういう、ラストの陰影を増す点でデッカードがレプリという設定は好みだ。
・・・絶望的すぎて嫌って人もいるでしょうがまぁそこは好みってことで。
でも、ロイが雨の中で事切れる名シーン、
あの場面のありかたとしては、ちょっと納得いかない。
レプリが二体。
片方はようやく人間になった途端に死に、
もう片方は自身がそうだとも知らずにレプリの人間性に感じ入っている。
これでは、かたわらにいるガフ視点だ。皮相すぎる。
BGMや演出からしてもあの場面が「素直でイイ場面」なのは明らかで、
本物の人間がレプリの人間性を知って胸打たれた、
という解釈じゃないと整合性がとれないと思うのですよ。

ふたつで十分ですよ問題
 
メイキングを見るとボツテイクで、言い合いの原因と思しいモノが
はっきり映っている。
これでモメてたのね。
空缶はベトナム麺の「フォー」ではないかと思っていた。
「親父、このフォーをくれ!」
「えっ? 生卵を4ツ? 2つで十分ですよ!」
「違う、フォーだ。2たす2のフォーだ」
「ガンコな人だね・・・しゃあない作ろう・・・」
「説明もかったるいしもういいや・・・
 その生卵溶液の中に麺も入れてくれよ、はぁ」
というね。
スピナー内での麺の容器を見ると、見事に白い麺しか入っていないので
ちょっと弱いんだけどまぁそれも過去の話。

でも、アレを出し渋りする理由がよく分からない。4ツでもおかしくないでしょ。
在庫が少なかったとかなのかしら。

エクストラ鑑賞

実は、もう何度も観ている空缶は記念すべきファイナルカット様を
ポルトガル語音声、中国語字幕で鑑賞した。
無国籍サイバーテイストに合うかなと思って。
どんなもんでしょう。
BladeRunner2.jpg
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